もっさん(娘29歳精神&知的障害あり、グループホーム利用、土日月帰宅)とおばあ(昨年9月より一人暮らしの母93歳体形超太車椅子利用)のダブル介護奮闘中。私50代。シングルになって4年、ビール好きのガス抜きブログです。(現在週半分一人暮らし状態)

母との記憶

母が亡くなったのは 今年の4月17日。

 

はー(;'∀') もう、5カ月がたつのか…。 いや、5カ月しかたっていないのか…。

 

母が居ない生活が当たり前にはなっている。

自分の時間も誰に気兼ねなく 外出もできるし、帰る時間も気にしなくて良い。

 

母との同居は8年程。

最初の頃は自分で外出していた母。

体重は85㌔越え 既に足腰が悪かったので、外出していても心配だった。

何時に行くのか?何時に帰ってくるのか?

帰宅後の様子は?

 

今考えたら、あの頃は さほど心配することはなかったように思う。

そのうち、一人で外出できなくなって、車いすを使用するようになって

外出(スーパーへの買物)が好きな母だったし私が一緒じゃないと

行けないので、私は仕事をしながら、母の外出も段取りして、

食事の事も考えて。

 

亡くなるその日まで(きっと)頭はしっかりしていた人だった。

 

いつも ご飯とかは自分で調節して食べていたのだけど、

体重の事があり、いちいち気になって、干渉して、管理してるつもりの私だったな。

 

そしてだんだん、自分で食べると言っても、手先が動きにくくなって、

細かい事が出来なくなっていったし、

食べた後のテーブルの上や足元は散らかっているし、

食べられるものを食べやすいように 事前に用意したり、

食事の後は、片づけたり、次の準備をしたり。

 

母も自分で出来る事は、ほんと、出来る限り頑張っていたけれど…。

 

うん。

 

ホントに頑張っていたな~。

 

「なにくそ!」と自分の老いていく体と闘っていた。

 

そして、迷惑を掛けないわけにはいかない私の行動に

 

いつも「ありがとう、すまんな」と言いつつ、笑いは忘れなかった母。

 

どうして、あんなにいつも笑っていられたのだろう。

(私は それにムカついて怒っていたけど)

 

でも、楽しそうだったし、今思えば 私も楽しかったな~。

 

一緒に買い物に行って、小言言いながら、お互い好きなものを買って

自宅に戻ったら、買ったもののお披露目会になって、 食べたいものを早速食べながら

何が安かったか?お得な買い物の品評会。

どこのスーパーが良いか、やっぱりあそこは良いとか悪いとか。

 

超特価になっていた ”リポビタンD”を 3箱買って帰ったこともあった。(30本)

歩いても5分くらいのスギ薬局

車椅子で行ってる状態で3箱買う必要なんて全くないのに。

私が、自転車でまた来るわ と言っても

 

母「売り切れたらどうするんじゃ!!」と。(朝一番で行ってるのに売り切れないよ💦」

 

買うとなると、機嫌が良い「前は5箱買って帰ったことあるんやで!」と自慢してた。

 

懐かしい事を

 

今もふと考える。

 

そんな話をじっくり誰かに話したいけれど、直ぐに、話した所で・・・となる。

 

亡くなる寸前の、眼だけで母を感じた。

 

身体が動かず、すぐに寝てしまう状態でも、目で語っていた。

 

寸前まで 頭がしっかりしていたのが分かる。

 

会話力のあった母。

 

あの目を思い出すと、切なさと、自分も…。と怖さを感じる。

 

これは、ずっとこの先も消えないのかな??

 

その時は、こうして、ブログで吐き出して、そして薄れていくのを待とう。

 

薄れていくことは大事なのかな?と思うけど

 

消えては欲しくないし、いつまでもこうして思い出すのも大事だとも思うし。

 

いつまでも、母の子供である実感は持つことが出来る。

 

「お母ちゃん…。ほんと、色々ありがとう。」

 

※今度、思い出話をする時は、優しかった父親の話しもしなければ…(笑)