外出支援の仕事の日。
本日の担当利用者さんは小学2年生の男児。
障害名は”自閉症スペクトラム”
(う~んこれはざっくりしすぎてるんだけど、まぁ一般の人にとってはイメージしやすいのだろうね)
とってもかわいい男の子なんだけど、活発な面が危険を及ぼすので、2人態勢をとるほどの重度の方です。
台所で水遊びに集中しすぎて服を着替えたり、トイレに行くと全裸になるので服を脱いだり着たり。
今日の天気は比較的さわやかだったので、午後は軽く山登りが出来る公園に行き、ヘルパーの手を振り払われながら、安全な距離で本人中心に衛星の様に二人で支援をする。
何度か行ってる公園なので、コースは覚えていて、降りてきたらショップにまっしぐら。お気に入りのクッキーを手に取ってレジへ。
それをもってベンチを探し、座っておいしそうに食べる。
兄弟が多いからか、小袋に入っている6個のクッキーを全部片方の手に乗せてから食べだす。
小さい手にてんこ盛り(^^;)落としそうになりながらも上手に。それもかわいい。
言葉としては発信語(あー!だー!う~~)は活発に出るんだけど、言葉としてははっきりしない。
ただ、こちらの会話は良くわかっていて、理解力もかなりついてきているようには思うので、利口なお子さんなんだろうと感じる。
2次障害的な精神的な部分は傷ついていないと感じるので、このまま素直に成長してもらえたらな~と感じるお子さん。
うちのもっさんがこのくらいの時、私は「あれが出来ない、これが出来ない」と怒ってばかりだったな~
怒りすぎると私自身も精神病んで大声になるし…。
そんな母親と四六時中一緒に居てたらそら、本人も病むよね。
高校くらいに内面のSOSからか、暴れるようになったもっさん。
長年のストレスだったのだろうと後悔しつつ、そんな反省もあり、今は楽しい時間を作ることに私も充実感を持つ。
色々受け入れないといけない現実もあるけれど。
今から先は、後悔しないように。
そんな想いを今関わっているすべての利用者さんとその保護者の方に伝わればと。
私の行動、言動が少しでもプラスになってくれたらうれしいと思いながら仕事をしています。
1対1(もしくは二人体制)での外出支援のこの仕事。
重度の障害のある方が安全に外出先で学ぶこと・刺激を受ける事はとても大事。
しかし、この仕事は増えません。
私はもっとこの仕事が増えて、障がい者同士がグループになって出かけられる事を目指したいのです。
外出が病院だけとか、体力づくりの散歩だけとか、年代の違うヘルパーと二人ではなく。休みの日はお友達とグループで同じ趣味で楽しむ場。
ようは、このサービス自体が儲からないので、人員がいないんですよね。なので事業所も仕事を増やせないし。う~ん。