知的&精神障害の娘のサポート & 独り暮らしが始まった高齢母92歳の見守り介護

成人娘のサポートと92歳の一人暮らしの母親の自宅見守り 奮闘中

もっさん(娘28歳精神&知的障害あり、グループホーム利用、土日月帰宅)とおばあ(今年9月より一人暮らしの母92歳体形超太車椅子利用)のダブル介護奮闘中。私50代。シングルになって3年、ビール好きのガス抜きブログです。(現在週半分一人暮らし状態)

今日は一日仕事の日

現在、私は週数日 パートに行っています。

小規模のNPOの福祉事業所です。(勤務 半年)

重度の障がい者生活介護(日中の通所)と児童放課後等デイをしています。

 

重度と言うのは 知的障害の重度の方。

医療ケア児の方々。

筋ジスの方も結構います。

 

かなりの重度さです。

 

私は、娘が重度知的障害と言う事もあり、親の集まりや、娘の

学校、卒業後の通所先などで

知的障害者の方々とはたくさん出会ってきました。

 

そして、以前の仕事も 障がい者の外出支援を主にとした

事業所を立ち上げるに至り、努力し、10年程働き、知的障がい者の人たちと

外出を楽しんでおりました。

 

そこでも、”行動援護” と言う重度の障がい者の方々の支援をしてきましたが

比較的、身体は健康でした。

 

しかし、現在は ほとんどのメンバーが 車いすです。

普通の車椅子ではなく、かなり ボリュームのある 大きさです。

人口呼吸器も付けたままの人もいます。

 

すっかり硬直して動かない人も多いです。

 

話しが出来ない、子供、若者も何人もいます。

 

でも、基本意思はしっかりしています。

 

スタッフも、分かっていて、しっかり 利用者さんと向き合っています。

 

すごいです。

 

重度知的障害の人は、余計な動きや言葉、反応に邪魔され

意思疎通が出来ないと思わるれる事も多いですが、

みんな、分かっているんだという事が、改めて、身に沁みます。

 

自分の娘でも、間違った 理解をしてきていることも多いなと反省します。

 

車椅子の状態で、少しでも腕や足を動かすのにスタッフの手助けが必要です。

そういう人が多いので、

 

身体が普通に動く 重度知的障害の人も数人いますが

基本的に椅子に座って一日過ごすような、タイプの人が中心です。

 

座ってはいるけれど、同じことを繰り返したり、

テンション上がって叫んだりしています。

 

でも、周りの若いスタッフが楽しく切り返すので、いつも笑いが起こります。

 

利用者の年齢は、20代が一番多いです。

 

主な目的は、日中(10時―15時)安全に過ごす事。

 

後は、トイレ介助・食事・おやつ介助・入浴介助。

 

空いた時間に、会話が出来る人はお話しをしたり、

手を動かせる人は、カードゲームやパズルをしたり。

 

発信力が乏しい人は、こちらからの 提供で 音楽や絵本を読んだり。

 

日中の生活介護の利用者さんが順番に帰宅と入れ替わりで

 

小・中・高校生の数人が 順次 来所。

 

その子達は時間が短く、入浴をして おやつを食べて 帰宅します。

 

利用者の中で

 

3月に 卒業される子たちが 5人。

 

今日は、支援学校の 卒業式だったようです。

 

スーツ姿・胸元に お花をつけて、来所されました。

 

もっさんも、支援学校 高等部の卒業式 思い出すな~。

式の準備から式が終わっても、どこまで理解してるのかな~?

 

と思っていたら、最後の花道を歩きながら

 

大泣きし始めたのが 印象的でした。

 

私ももらい泣きしましたが、どこまで、理解して

どんな気持ちで、号泣したのかな?

色々、本当の気持ちを知りたいけど・・・。

 

でも、この職場で働いていて、みんな、本心を

親に言えるものでもないし、本人なりの 世界があるし。

受け入れないといけない事も山ほどあって。

その中で、嬉しい事もきっとたくさんあって。

いろんな人との出会いも宝で・・・。